2021年盛夏企画展 甲斐啓二郎写真展「綺羅の晴れ着 / Clothed in Sunny Finery」

甲斐啓二郎 綺羅の晴れ着 / Clothed in Sunny Finely/ ざるやぶり神事(2019年)©Kai Keijiro 「綺羅の晴れ着 / Clothed in Sunny Finery」/ ざるやぶり神事 (2019年三重県津市)


2021 年gallery0369盛夏企画展示は『第 20 回さがみはら写真賞』(2020年)『第45 回伊奈信男賞』(2021年)『第28回写真の会賞』(2016年) 受賞作家である甲斐啓二郎さんの最新作品「綺羅の晴れ着 / Clothed in Sunny Finery」を展示致します。展示写真は、はだか祭りと呼ばれる祭事を撮影したもの(岡山県「西大寺会陽」、三重県「ざるやぶり神事」、岩手県「黒石寺蘇民 祭」、群馬県「やっさ祭り」の写真を展示)。コロナ禍で開催中止になる祭事が多い中、小さなコミュニティーで数百年続いている祭事の姿を通して「人」が生きていく上で大切なこととは何か?ということを問いかけてきます。
開催案内に掲載している写真は三重県津市河芸町の「ざるやぶり神事」(2019年)。甲斐さんは2015年から4回ほどこの祭事に通われてもいます。三重にご縁もある甲斐さんの写真展をこの夏開催致します。

<展示作品ステートメント>

汗や体臭を放出する、ぬるっとした肌が触れた時の心地悪さは恐怖感をうむ。
集団で咆哮する声は、歌のように聞こえ、身体は踊っているようにも思える。現代のような歌や踊りではない。何かを追いやろうとするような、威嚇するような歌や踊りである。
不確かな未来を手繰り寄せるため、身体の動きやすさ、機能性を重視した結果が裸だと思っていたが、その場にいるとそれだけではないことがわかる。裸であることは、何者にも変容していない、真に人間であることの証明なのだ。集団で歌を歌い、踊り、解放された身体、体臭は、何者かへ揺さぶりをかけている。

開催期間:2021 年 7 月 17 日(土)~ 25 日(日)(期間中のお休みは無しです)/開催期間、作者在廊日などは決まり次第webページなどでお知らせさせていただきます。

展示詳細:20㌅×24㌅写真作品(デジタルcプリント)及び写真集


写真展関連イベント/gallery0369&写真好学研究公開講座

・7月24日(土)11時〜12時ギャラリートーク「甲斐啓二郎さんに話しを聞く」事前申込予約制10名限定1名あたり ¥1,100(税込)

・7月25日(日) 10時〜12時 「甲斐啓二郎さんに写真を見てもらう会」事前申込予約制/参加者 5名限定1名あたり¥2,200(税込)/見学者 5名限定1名あたり¥1,100(税込)

※「甲斐啓二郎さんに写真を見てもらう会」参加者は1テーマ、A-4サイズの写真プリント10枚以上の作品を持参して見てもらう会に参加していただきます。

参加申込は下記リンクアドレスよりお申し込みください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdEdBEJXzImphgqYD5TTLHupJruDkpnt0uOjFYIYDYfdq8Mmg/viewform?usp=sf_link

gallery0369企画展示担当/松原豊(写真家)


・7月24日に開催したgalleryトークの様子(2021年7月24日追記)

2021年7月24日甲斐啓二郎写真展ギャラリートーク 2021年7月24日甲斐啓二郎写真展ギャラリートーク


甲斐啓二郎さんが出演しているYouTube番組

ニコンサロン年度賞トークイベント 甲斐啓二郎(写真家)×鳥原学(写真評論家) | ニコン
https://youtu.be/JhMxaDtQ4jA

“人間の「生」を撮る” 写真家 甲斐啓二郎さん  きわめてよいらじお vol.41【写真雑談ラジオ配信】
https://youtu.be/Sgz1QHhALcA

【写真大学#44】「格闘する祭りを撮る」写真家・甲斐啓二郎 編

 

 

 

 

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