2019 Project Photo Exhibition 台湾写真家写真展

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2019 企画展 / Project Photo Exhibition

台湾写真家写真展
1839當代藝廊(台湾・台北)×gallery0369(日本・三重)
写真展キュレーション  邱奕堅(1839當代藝廊)

その壱
趙炳文写真展
「文明新景觀 New civilization landscape」
「農村新景觀・農舍 FARMHOUSE」
(2つのシリーズを展示)

期間
9月6日(金)から8日(日)
9月13日金曜日から9月15日日曜日

開催時間
13時から18時


その弐
許曉薇写真展
「花之器 The Vessel that Blossoms」

期間
9月20日(金)〜9月22日(日)
9月27日(金)〜9月29日(日)

開催時間
13時から18時

※今回の写真展はgallery176からの巡回展となります。


展示作品解説

その壱
趙炳文写真展
「文明新景觀 New civilization landscape」
「農村新景觀・農舍 FARMHOUSE」

趙炳文は、2018年に東京藝術大学大学美術館陳列館で開催された「台湾写真表現の今 〈Inside/Outside〉」(共同キュレーター:邱奕堅)に出展した、台湾の新鋭写真家8人のうちの 一人です。 

「文明新景觀 New civilization landscape」 

現代の産業文明の発達によって、短期間で大量生産された複合遊具(すべり台など複数の遊具 を組み合わせたもの)は、今日、どこでも見られるようになりました。それは、私たちの日常生 活空間、公園に出現し、新しい都市風景を創出し、同時に人々の生活の中に深く溶け込んでいま す。 

カラフルな複合遊具は、コミュニティの建物や公園、子供たちの楽しい遊び場に囲まれていま す。時代の変化とともに、過去と現代では、遊び場の形式や建設方法、素材が異なります。複合 遊具は多種多様に見えますが、多くは同じ種類の色違いであったり、同じ色で違う種類であった りと、大量生産された工業製品であるということを隠すことは出来ません。 

したがって、様々な時代の複合遊具は、我々の異なる子供時代の記憶を思い出させる一つの新 文明景観ではないでしょうか。 

素早く組み立て、分解でき、取り扱いが簡単であるこれら複合遊具は、まさに現代産業の急速 な発展を象徴しています。これら産業の発展は、人々の文明を変化させ、私たちの生活様式も変 化させ、ファーストフード文化、ボーダーレス化、経済統合など、今日の世界を後戻りの出来な いグローバリゼーション時代に導いています。 

「農村新景觀・農舍 FARMHOUSE」 

2001年から、台湾では農業用地の農舎建設法の施行に伴い、農⺠は自分用の農舎を建設するこ とができるようになり、農村地域の各所に急速に農舎が建てられました。これらの農舎は、この 僅かの十年の間の、台湾の農村社会の変容と経済構造の変革の特徴を示しています。 

趙炳文は、8×10の大型カメラを使い、タイポロジーの技法を工夫し、様々な個性的な農舎を 同じ視覚効果、完全に統一されたセッティングで撮影しています。そして、農地の中に建てられ ている美しいバロック様式、モダン様式、現代的様式など、様々な異なるスタイルの農舎の、豪 華で誇張された特別な「異相」を写し取り、新しい台湾の農村新景観としてまとめています。 

展示構成:
タイプCプリント 17点(予定) 

趙炳文 Chao Bin-Wen 

1963 年 台北市生まれ 

主な個展
2019 年『文明新景觀』1839 當代藝廊、台北、台湾
2016 年『農村新景觀・農舍』1839 當代藝廊、台北、台湾 2012 年『建築.非建築』1839 當代藝廊、台北、台湾 2010 年『橋の下』1839 當代藝廊、台北、台湾 

主なグループ展
2018 年『台湾写真表現の今〈Inside/Outside〉』 東京藝術大学大学美術館陳列館、東京、日本 2017 年 台湾大型カメラ創作学会 台北市立社教館、台北、台湾
2016 年 台湾大型カメラ創作学会 恆昶撮影藝廊、台北、台湾
2015 年 台湾大型カメラ創作学会 恆昶撮影藝廊、台北、台湾
2015 年 第五回 TAIWAN PHOTO『農舍』特別企画展、新光三越デパート文化会館、台北
2014 年 台湾大型カメラ創作学会 恆昶撮影藝廊、台北、台湾
2013 年 第二回 TAIWAN PHOTO 新光三越デパート文化会館、台北、台湾
2013 年 台湾大型カメラ創作学会 中壢藝術館、桃源、台湾
2011 年 台湾大型カメラ創作学会 恆昶撮影藝廊、台北、台湾
2011 年 第一回 TAIWAN PHOTO 新光三越デパート、台北、台湾
2010 年 台湾大型カメラ創作学会 爵士撮影藝廊、台北、台湾
2009 年 台湾大型カメラ創作学会 爵士撮影藝廊、台北、台湾
2008 年 台湾大型カメラ創作学会 爵士撮影藝廊、台北、台湾
2008 年 韓国大邱國際フォトビエンナーレ、大邱、韓國
2007 年 台湾大型カメラ創作学会 台北市立社教館、台北、台湾 

受賞
2008 年 台湾撮影芸術新人賞佳作、台湾フォトアート学会 1994 年 第 8 回全国油畫美展入選
1991 年 第 5 回南瀛美展(油畫)入選
1988 年 第 44 回全省美展(油畫)入選
1983 年 第 39 回全省美展(油畫) 入選 

雑誌掲載
2008 年 9 月 當代藝術新聞 2010 年 2 月 典藏今藝術


その弐
許曉薇写真展
「花之器 The Vessel that Blossoms」

「花之器 The Vessel that Blossoms」は、台湾の女性写真家 許曉薇 によって、2015年から制作 されている作品です。また、彼女は、2018年に東京藝術大学大学美術館陳列館で開催された「台 湾写真表現の今〈Inside/Outside〉」(共同キュレーター:邱奕堅)に出展した、台湾の新鋭写真 家8人のうちの一人です。 

許曉薇が作品制作に至るまでには、特別な背景があります。彼女は、2011年に台湾大学で分子 医学博士の学位を取得したが、同年、病気になり、これまで規則正しく生きてきた人生の意味を 再考し始めました。そして、サブカルチャーに関わる撮影を始めました。 

「花之器」では、彼女が自らの身体を花器として使っています。そして、自分と花の自然の姿 の組み合わせ、動きを表現し、人と自然との融合を伝えています。その制作過程において、彼女 は、作品に自分自身の内なる感情を込めており、花は単なる自然の存在ではなくなっています。 花と花器(彼女)が創り上げるフラワーアレンジメントには、特別な意味、より深いお互いの相 関関係を感じ取ることができます。 

許曉薇 Dr. Hee Siow-Wey 

1974 年 マレーシア生まれ 学歴 

2011 年 国立台湾大学大学院分子医学研究所博士後期課程修了、台北、台湾 仕事 

2011 年 国立台湾大学付属病院ポストドクトラルフェロー、台北、台湾 

個展
2020 年《花之器》KKAG、東京、日本(予定) 2019 年《花之器》gallery 176、大阪、日本 2019 年《花之器》1839 當代藝廊、台北、台湾 

 

グループ展
2019 年《吟花》【靜之華】撮影藝術展、亞億藝術空間、台北、台湾
2018 年《花之器》「掠像」と「造像」展、国立台湾藝術大学国際展示ホール、台北、台湾 2018 年《吟花》台北アートフォトショー、華山 1914 文化創意產業園區、台北、台湾
2018 年《花之器》台北アートフェア、台北貿易センタ一 1 号館、台北、台湾
2018 年《花之器》TAIWAN PHOTO、新光三越デパート文化会館、台北、台湾
2018 年《台湾写真表現の今〈Inside/Outside〉》 東京藝術大学大学美術館陳列館、東京、日本 2016 年《花之器》台北アートフォトショー、華山 1914 文化創意產業園區、台北、台湾
2016 年《彼岸天堂》プライベートな傷跡展、中正紀念堂、台北、台湾
2015 年《戰士》アジア地域第一回ビーディーエスエム(BDSM)性欲と文化シンポジウム、 国立台湾大學、台北、台湾
2014 年《タンスの中の人》フォルモサ・アートフェア、ハンブルハウス台北ホテル、台北、台湾 2014 年《タンスの中の人》台北アートフォトショー、華山 1914 文化創意產業園區、台北、台湾 2014 年《タンスの中の人》ポルノヌード写真藝術展、華山 1914 文化創意產業園區、台北、台 湾
2014 年《霊魂を縛られる》「レトロ・コンテキスト(Retro Context)」展、中山創意基地、台 北、台湾 

受賞
2011 年 フランス PX3 国際写真コンテスト 1 榮譽獎 2011 年 アメリカ IPA 国際写真コンテスト 3 榮譽獎 

出版物
2014 年《櫃子裡的人》 

website  https://hee.format.com 

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